1946年秋、日本は米軍B-29及び戦闘機による無差別爆撃により膨大な民間人被害を受けていた。さらに10月には日本本土に投下される新型大量破壊兵器がサイパン島に持ち込まれたとの情報を日本軍インテリジェンスが入手。
　この決定的な情報により、日本軍は本土決戦よりも新型爆弾の破壊を最優先すべき事項と決断し、第五次遣独艦によりもたらされた独軍兵器及びそのリバースエンジニアリングにより開発された新型兵器で、サイパン上陸作戦を玉砕覚悟のもとで決行することした。
　サイパン島逆上陸作戦に投入された「ホリⅡ」は防水加工および現地の悪路を想定して8軸転輪に改修、さらに砲身を予備砲身及び予備弾薬が多数残存していた海軍12糎砲に換装された。現地作戦においては、主に榴弾による対歩兵戦に用いられたが、追加装備された97式重機関銃により近距離歩兵戦闘においても多大な戦果を上げた。
　当作戦においては、同じく逆上陸した砲戦車「砲牙」、特殊自走砲「兜改」を含む日本軍の新型戦車たちが、全滅寸前の被害を受けながらも、駐機していたすべてのB-29破壊及び新型爆弾3発の確保に成功した。
　ただ、再上陸作戦・再占領成功のわずか４ヶ月後、この部隊は米軍再攻撃により壊滅したが、その人類史上に刻まれる偉業～米軍核兵器による人類史上最悪の虐殺を未然に防いだという真実～が世界に向けて公になったのは、1980年代の米国政府資料の公開後であった。（米軍はその後、世界の警察としての地位を大きく失うこととなる）
　現在においても、米国のカウンターインテリジェンスにより、サイパン逆上陸部隊及びそれに関する日本軍英雄たちのあらゆる偉業の公式文書及び資料記録が定期的に抹消されており、もしくは一般国民による閲覧ができない状況にされ、ごく一部の口頭による語り部により伝えられるものを除き、サイパン逆上陸作戦英霊たちは、22世紀の現在でも、表の歴史から葬られつつある。（フィスト・オブ・ウォーⓇより）

 

【製品仕様】
■1/35スケールプラスチックモデル（組立てには模型専用のニッパー、接着剤、ヤスリ、塗料等の模型工具が必要です）。
■長大な１２糎砲を搭載した固定戦闘室は独自考証に基づくデザイン。
■パーツ数を押さえ組み立てやすさを追求しつつ、溶接痕やシャープなエッジなどリアルなモールドは最先端のクオリティ。
■砲身上下可動、主砲装填部も再現。
■転輪はすべて別パーツ、履帯はリアルな分割接着式。サイパン逆上陸作戦用の8軸転輪を再現。
■九七式車載重機関銃部品とアルミ削り出し砲身が付属。カルトグラフ製日本軍水転写デカール入り。

■製品サイズ：　約270mm/110mm/85mm（完成時・砲身含む）
※本製品は未組立・未塗装の組立式模型です。イラスト及び写真は製品のイメージです。実際の製品と異なる部分ある場合があります。

●1/35スケール組立式プラスチックモデル。
●このキットには＂ホリⅡ＂１両分のパーツが入っています。フィギュア及び背景に含まれるその他のものは含まれません。
●組立には別売りのニッパー及びヤスリ、ピンバイス等の模型専用工具と接着剤が必要です。
●本製品は塗装されておりません。塗装には模型専用の塗料をご使用ください。
●本製品は玩具ではありません。対象年齢15歳以上。